学級閉鎖で十日町行きを断念した今日、森から帰り(
knit生活)、焼き菓子づくり。

いつものクッキーの他に念願だったアップルパイも作る。
私の通っていた女子高は、アップルパイで有名だった。
文化祭の日は、生徒の出し物よりシスター方のブースに長蛇の列が。
修道会特製のアップルパイを買い求めるためだ。
その懐かしの味のレシピに挑戦。(校章も付けてみた)
焼きあがった後、型からはずすのに失敗し、無残な形で冷蔵庫へ。
今、一口食べてみたら、おいしかった。他の人は「甘すぎる!」というかもしれないけど、
私には涙が出そうなほどおいしかった。
昨夜もふと、高校時代のことを思い出した。
マンガ『動物のお医者さん』を読みながら寝ようとしていたから。
高校一年生の頃、とても人気があったマンガ。
あまりにも感化を受け過ぎて、友達は私立文系コースだということも考えず
「北大の獣医学部を志望します!!」と担任に宣言していた。
(すると若い女の先生は、表情も変えず「何年計画で?」と返していた。
生徒のタワゴトを否定もせず、肯定もせず。見事だったので忘れられない。)
恋愛のゴタゴタが一切なく、ひたすら受験のために勉強勉強の毎日。
でも楽しく愉快で。
思えば学校そのものが『動物のお医者さん』の世界みたいだった。
校則が厳しく、ベレー帽をかぶっていない生徒を指導するため茂みに隠れるシスター。
下校時、一人の生徒がつかまりお説教が始まると、
その後ろを数十名が猛ダッシュでバス停に向かうのが日常風景。
(みんな急いでいるのに、マリア像には律儀に頭を下げていた)
どこに行くにも「出る単」か「山川の日本史」を持ち歩き、
小テスト前の休み時間には、優秀な生徒の机に人だかり。
雨乞いのようなお祈りをしては、
お告げ(出題確率の高い英単語)をありがたくうかがっていた。
休み時間に学食で売られる「クリームチーズパイ」などを食べ、
お弁当もあるにもかかわらず、手作りクッキーや
ミスタードーナツ(誕生日の人に景品をあげる)を持ち寄り、
なおかつ放課後も駅周辺で食べ歩いていた。
なんてことのないエピソードだけれど、挙げるときりがない。
ともかく「菱沼さん」みたいな子と「漆原教授」みたいなクセのある先生が沢山だった。
なんだか、涙が出そうなほど懐かしい。


明日、幼稚園の先生方に配ろうと思っているクッキー。
「冷蔵庫」の英語の綴りは忘れてしまったけれど、(友達が覚え方を教えてくれたっけ)、
高校時代の生活で身に付いた事柄は計り知れない。(体脂肪もね)
良くも悪くも私の原点。